【ハイデラバード】Aditya Birlaグループに属するGrasim India Ltd(GIL)は、700クロー(US$1.5487億)を投じてアンドラプラデシュ州にレーヨン繊維工場を設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが11月12日、消息筋の言として報じたところによると、GILは1日当たり240トンの各種短繊維(staple fibre)を製造可能な工場の建設を計画しており、直接に600人、間接に2000人の就業機会創出が見込まれる。原料のパルプはカナダ等から輸入する計画だが、州森林部と協力して国内で調達する可能性もある。
GILのS K Sabooグループ上級社長を含む同社幹部は11月第1週、州政府オフィシャルと工場候補地や必要なインフラストラクチャー等に関して協議した。州政府工業部は11月3日、様々な施設や便宜の提供を約束した同意書(letter of consent)をGILに与えた。GILはGodavari県東部の370エーカーとKhammam県Kothagudem付近の413エーカーの土地の割当を申請するとともに、候補地の調査を進めている。
輸出産業の育成に努めるアンドラプラデシュ州政府は最近、繊維・衣料産業に対する様々な奨励措置を盛り込んだ繊維政策を発表した。例えば100クロー(US$2212万)以上を投資するか、2500人以上を雇用するものには、メガ・プロジェクト・ステータスが認められ、奨励措置パッケージが適応されると言う。