2005-11-14 ArtNo.36707
◆Ranbaxy、日本ケミファとの合弁会社持ち分を50%に拡大
【ニューデリー】インドの地元大手製薬会社Ranbaxy Laboratories Ltd(RLL)は、日本市場の開拓に本腰を入れる狙いから日本ケミファとの合弁会社、Nihon Pharmaceutical Industry Co(NPIC)持ち分を現在の10%から50%に引き上げる。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが11月11/12日報じたところによると、これによりNPICはRLLと日本ケミファの50:50の合弁会社になる。RLLは同取引の財務面の詳細を明らかにしていない。
日本の医薬品市場規模は650億米ドルにのぼるが、後発医薬品市場はその6%の40億米ドルに過ぎない。しかし今後急成長が見込まれるため、RLLは合弁会社を通じ製品の登録を加速、日本後発医薬品市場の成長の波に乗る計画だ。RLLのBrian Tempest重役(CEO/MD)によると、両パートナーは協力して日本における後発医薬品ビジネスの拡大を目指す。
RLLは2002年に日本ケミファの後発医薬品子会社NPICの10%のシェアを取得、日本市場に進出した。両パートナーは共同開発した糖尿病薬Vogseal 0.2mg及び0.3mg錠剤を日本で発売したが、同薬品は既に日本後発医薬品市場のリーダーになっている。
日本ケミファの山口一城社長によると、日本ケミファは後発医薬品市場の重要性に注目した最初の日本企業に数えられる。同社は後発医薬品をビジネスの中核に据え、日本後発医薬品市場のリーダーを目指しており、このためRLLとの関係を一層強化すると言う。
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