NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2005-11-14 ArtNo.36706
◆化学企業Travancore、主要顧客の需要増大で設備拡張検討
【コーチ】ケララ州政府が所有するTravancore Cochin Chemicals Ltd(TCCL)は、主要顧客のKerala Minerals and Metals Ltd (KMML)の事業拡張に伴い、設備能力の拡大を強いられている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月11日報じたところによると、TCCLのN.R. Subramanian重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、KMMLの事業拡張に伴い、塩素と酸の需要が増大するため、TCCLとしても設備能力を拡大する必要がある。現在、TCCLは生産した塩素の50-60%をKMMLに納入している。TCCLがEloor近郊に設けた工場から塩素を調達することにより、KMMLは運送費と運送時間を節約できる。Kottayam県Velloor拠点のHindustan Newsprint Ltd (HNL)も事業を拡張しており、同社の苛性ソーダ需要も拡大する見通しだ。この他、提案されているFertilisers and Chemicals Travancore Ltd (FACT)の再建計画が実現すれば、苛性ソーダ需要は一層拡大する。
TCCLはキャプティブ市場におけるこうした予想される需要拡大の恩恵を享受する有利な条件を備えている。
去る8月1日、薄膜技術を応用したエネルギー効率の高いプラントを稼働させたTCCLの年初7ヶ月(2005/4-10)の生産量は2万8655トンと、昨年同期の2万8737トンを僅かに下回った。薄膜技術応用プラントの日産量は当初の100トンから125トンに拡大、最終的に150トンに達する。今年初7ヶ月の売上げは昨年同期の58クロー(US$1283万)から73クロー(US$1615万)に拡大、9.5クロー(US$210万)の現金利益を計上した。5.61クロー(US$124万)の減価償却費を差し引いた後の利益は3.89クロー(US$86万)。電力消費は昨年同期の8800万ユニットから7600万ユニットに下降、電力コストを3.5クロー(US$77万)節約した。
直面する主要な問題は、原料の塩をグジャラート州から取り寄せるため、運輸コストが嵩むこと。これまで塩を調達してきたTuticorin地区は季節はずれの雨で製塩業者が打撃を受けている。その実同社は津波の被害以来、グジャラート州から塩を調達している。
赤字経営からの脱却を目指し、2年前に政府に提出した再編計画は、依然として当局の検討に付されている。薄膜技術応用プラント建設のため取り入れた47クロー(US$1040万)のローン利子だけで毎年6クロー(US$133万)にのぼるが、借入を資本やソフト・ローンに転換する再編が実行されるなら、同社は純益を計上できると言う。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.