2005-11-14 ArtNo.36705
◆GE、Dabhol発電事業補償金を全額インドに再投資
【ムンバイ】破綻したDabhol発電プロジェクトの補償として最近1億4500万米ドルの支払いを受けたGEは、同補償金を全額インドに再投資する。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月11日報じたところによると、GEはDabhol補償金をベースにインド開発基金(IDF:India Development Fund)を設立した。これはインドにおける売上げを2004年の8億米ドルから2008年までに30億米ドルに拡大する同社戦略の一環とされる。
GE in IndiaのScott R Bayman社長兼CEOがIDF創設式典の席上語ったところによると、IDFはGEのインドにおけるコミットメントを再確認したもので、GEは(Dabholプロジェクトに投資した)当時も現在もインドを信頼しており、GE Infrastructureが提供する製品とサービスが、インドの多くの優先課題を解決する上で重要な役割を担うことができると信じている。多角的な技術/金融サービスを手掛けるGEは、インドの様々な領域におけるプレゼンスを強化しつつある。
インドがオープン・スカイ・ポリシーを掲げ、ロー・コスト・エアラインを創設、多くの航空事業会社が成長し、新空港の建設や既存空港のアップグレードが行われる中で、GEが手掛ける金融/保険/航空エンジン・ビジネスの潜在性が益々拡大している。この他、GEは発電領域における新たなビジネス機会に興奮しており、保健/消費者及び産業/セキュリティー/水及びプロセス・テクノロジー領域におけるインドの需要に応じることを目指している。
Anil Chawla氏が率いる新設の『corporate growth team』がインドにおける投資機会の研究を専門に手掛けると言う。
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