【ニューデリー】Bajaj Auto Ltd(BAL)はインド・モーターサイクル市場における苦節5年の甲斐あって、エントリー・レベルとプレミアム・セグメントにおけるリーダーシップを握ったが、ミッド・プライスのハイボリューム・エグゼクティブ・セグメントではマーケット・リーダー、Hero Honda Motors Ltd(HHML)に大きく水をあけられている。
エコノミック・タイムズが11月10日報じたところによると、BALはCT-100を通じ100ccのエントリー・レベルを、またPulsar twinsや最近発売したAvengerを通じて150ccプラスのプレミアム・セグメントを2年連続リードしている。これら両部門の価格差はおよそ2万ルピー。しかし、4万ルピーの価格帯に属するミドル・クラスは引き続きHHMLのエグゼクティブ・バイクにより支配されている。
インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)の統計によれば、今年上半期2005/4-9)の125cc未満エンジン・カテゴリーにおけるBALのユニット販売は13%の伸びにとどまったが、HHMLの伸びは19.3%に達した。125cc以上のプレミアム・セグメントでは、BALのユニット販売が2.5倍拡大したのに対してHHMLのそれは58%下降した。しかし、両社ともSIAMの分類は市場の実情を反映していないと、苦情を述べている。