1995-02-03 ArtNo.367
◆アップル、<星>拠点にサードパーティー・ディベロッパー育成
【シンガポール】アップル・コンピュータはマッキントッシュ・プラットフォームの域内におけるサードパーティー・ディベロッパーの育成に乗り出した。
アップル社当地幹部によれば、同社は3月にシンガポールでアジア・ディベロッパーのための初のテクノロジー会議を開催、マッキントッシュ及び非マッキントッシュ開発業者の情報交換を促進するとともに、一連の訓練・支援コースの開講も計画している。これに伴いアップル・アンモーキオ工場のデザイン・センター内にディベロッパー・リソース・センターを開設、ディベロッパー契約を結んだサードパーティーに対する技術支援を提供する。リソース・センターのスタッフは当初2~3人だが、同センターは将来サードパーティー製品の流通支援機関の役割も務める。アジア市場向け製品の開発を手掛けるデザイン・センターのスタッフも年内に今日の47人から60人以上に増員される。同社は最近マッキントッシュ・オペレーティング・システムのライセンスを発行することにより、ユーザー及びサードパーティー・ディベロッパー・ベースを拡大する戦略を採用したが、3月のテクノロジー会議の主要な目的もアジア市場向けソルーションのサードパーティー開発業者を拡大することに有る。現在シンガポールに30社、極東地域に約250社、この種の業者が存在するという。(BT:1/30,ST:2/2)
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