SEAnews 2005-11-14 ArtNo.36694

【ニューデリー】鉱業部門と電力部門の不振から2005年9月の工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)伸び率は、昨年同月の9.8％から7.3％に鈍化した。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルドが11月12日、中央統計局(Central Statistical Organisation)の暫定統計数字を引用し報じたところによると、9月には製造業部門が8.9％(10.5%)、鉱業部門が－1.1％(5.1%)、電力部門が－0.7％(7.7%)と、プラス成長を記録したのは製造業部門のみだった(括弧内は昨年同期の数字、以下同様)。
しかし今年上半期(2005/4-9)のIIPの伸びは8.8％と、昨年同期の8.3％を上回った。製造業部門は9.9％(8.8%)、電力部門は4.8％(7.8%)、鉱業部門は1.3％(5.1%)と、昨年同期の伸びを上回ったのは、やはり製造業部門のみだった。
今年9月には主要17業種中14業種がプラス成長を記録した。いわゆるその他の製造部門が最大の31.1％の成長を遂げ、以下運輸機器・同部品部門16.1％、飲料・タバコ・関連製品部門15.3％と続く。しかし木製品・家具・備品部門は－11.5％、金属製品部門は－7.2％、食品部門は－0.6％と、振るわなかった。
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、9月には基本財部門が2,6％(8.3%)、資本財部門が17.6％(16.8%)、中間財部門が1.9％、消費財部門が13.1％(14.9%)、耐久消費財部門が12.4％、非耐久消費財部門が13.4％、それぞれ成長した。
また今年上半期には基本財部門の伸びが6.3％(5.5%)、資本財部門が13.9％(13.8%)、中間財部門が3.3％(7.8%)、消費財部門が14.9％(10.2%)、耐久消費財部門が12.8％、非耐久消費財部門が15.7％を記録した。