2005-11-11 ArtNo.36686
◆ニッケル/錫/鉛値下がり、銅/アルミ/亜鉛アップ
【ムンバイ】ニッケルは国際市場だけでなく、国内市場でも精彩を欠き、亜鉛メッキ業界の需要軟化から7日の1キンタル(quintal=100kg)当たり価格は6万7500ルピーから6万6000ルピーに、1500ルピー下降した。
ビジネス・スタンダードが11月8日伝えたところによると、錫の1キンタル当たり価格も3万8500ルピーから3万7200ルピーに1300ルピー下降した。しかし錫トレーダー筋は、「錫価格の変動は孤立的なもので、ロンド市場でもインド市場でも基調に変化は見られない」と指摘した。
銅棒地金(wire bar)はムンバイ非鉄金属市場の休暇でほぼ1週間取引がストップした後、Diwaliの取引は1キンタル当たり200ルピー・アップ、2万3700ルピーをマークした。ロンドン金属取引所(LME)における7日の価格が前場で4011米ドルをマークする中、インド国内市場でもポジティブな反応が見られた。ヘビー・スクラップは1キンタル当たり2万1600ルピー、ユーテンシル・スクラップは同1万8800ルピーと、各100ルピー値上がり、ライト・スクラップも同2万650ルピーと同150ルピー・アップ、シート・カッティングは同2万ルピーと、200ルピー上昇した。
銅の3ヶ月ベースの価格は、ファンドが、取り分け中国において買いに回ったことから、4000米ドルと、新記録を実現した。しかし利食いの売りが生じ、この原稿執筆時点で3963米ドルに戻した。
アルミニウム・インゴトおよびユーテンシル・スクラップの1キンタル当たりの価格は国際価格の上昇基調を受けて各1万500ルピー/8600ルピーと、何れも200ルピー値上がりした。
亜鉛地金(Zinc slab)の1キンタル当たり価格も9900ルピーと、200ルピー値上がりした。
しかし鉛、錫、ニッケル価格は引き続き下降線を辿った。鉛は取引スタート時点の値下がりを回復しこの日の終値は5650ルピーだった。
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