2005-11-07 ArtNo.36658
◆2千ルピー・モデルがUS$25億携帯端末市場の成長牽引
【ニューデリー】インドの携帯電話端末市場は1万2000クロー(US$26.5487億)と見積もられ、2000ルピー(US$44)以下のモデルが市場の今後の成長を牽引する見通しだ。
エコノミック・タイムズが11月5日、インド・セル式電話業者協会(COAI:Cellular Operators Association of India)の調査データを引用し伝えたところによると、2005年4-9月の携帯電話契約者の増加率は、ウッタルプラデシュ州東部46%、西ベンガル州50%、アッサム州59%、東北諸州68%、ジャム&カシミール州45%、ラジャスタン州42%と、農村部の成長が目覚ましいのに対しメトロの成長率は11~13%にとどまった。
MotorolaのSudhir Agarwal携帯電話事業主任によると、農村部のB&Cサークルがメトロ・サークルに代わり成長の主役になったことから、携帯電話サービス業者も携帯電話端末納入業者も携帯電話価格の引き下げに拍車をかけ、顧客の獲得に努めるものと見られる。
インド・セル式電話協会(ICA:Indian Cellular Assocation)メンバーによると、テレコム・サービス業者は5億以上の人口を擁する北部や東部の農村及び都市郊外の開拓にしのぎを削っており、2000ルピー未満の携帯端末がこうした市場の成長を牽引する見通しと言う。
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