2005-11-04 ArtNo.36639
◆Reliance Life、新設備設け原末契約製造・バイオテック進出
【ムンバイ】Reliance Life Sciences(RLS)は向こう3年間に1500クロー(US$3.3186億)を投じ遺伝子組み換え製品や細胞治療(cell therapies)のための製造施設をマハラシュトラ州Navi Mumbaiに設ける。
ビジネス・スタンダードが11月2日伝えたところによると、RLSは新施設で先ず原末(bulk drug)の契約製造を手掛け、その後バイオテクノロジーの研究に乗り出すものと見られる。Reliance Industries Ltd(RIL)傘下のRLSは、ハイエンドな研究活動と専門治療薬(speciality therapeutic products)の製造を手掛ける高度に専門的なセンターを設ける計画だ。新施設はGhansoli付近のNational Organic Chemical Industries Ltd (Nocil)工場跡地に設けられ、2006年半ばまでに稼働する。
RLSは、主に胚性幹細胞(embryonic stem cell)、造血幹細胞(haematopoietic stem cell)、皮膚・組織工学(skin and tissue engineering)、植物組織培養(plant tissue culture)、分子診断(molecular diagnostics)、バイオ燃料、モノクローナル抗体(monoclonal antibodies)等の領域に照準を合わせる。また幹細胞の研究を通じ、地中海貧血、白血病、鎌型血球病(sickle-cell anemia)等の治療法開発を目指す。
また細胞治療のための法定毒性検査(regulatory toxicology)や臨床前有効性研究(preclinical efficacy studies)のためのアニマル・ハウスを設ける。RLSは既に幹細胞濃縮臍帯血貯蔵施設(stem cell-enriched umbilical cord blood repository)を設け、同胞ドナー計画(sibling donor programme)や、臍帯血から採取した幹細胞の貯蔵を手掛けている。
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