2005-11-02 ArtNo.36623
◆石油省、ONGCのSpic Petro権益買収を承認
【チェンナイ】石油天然ガス省は、Southern Petrochemicals Industries Corporation Ltd(SPIC)がプロモーターを務めるSpic Petrochemicals Ltd (SPL)の過半数権益を、Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)が買収するのを承認した。
インディアン・エクスプレスが10月31日報じたところによると、ONGCはSPLの再建に強い関心を見せている。SPLは、SpicとChennai Petroleum Corporation Ltd(CPCL)の訴訟に祟られ、過去10年近くにわたり立ち往生している。訴訟は法廷外で和解が成立したものの、それ自身経営難(sick company)に陥っているSpicは、独力でプロジェクトを再開することができず、合弁パートナーを物色していた。
ONGCは完全出資子会社Mangalore Refineries and Petrochemicals Limited (MRPL)を通じてSPLに出資する計画だ。消息筋によると、石油天然ガス省はONGCの初歩的事業化調査完了後、同出資計画に青信号を出した。出資の詳細は、デューディリジェンスと評価作業が完了後詰められる。
プロジェクト・コストは当初見積もりの1400~1500クロー(US$3.097億-3.32億)から2000クロー(US$4.42億)前後に膨張しており、プロジェクトを完成させるには、新たに200クロー(US$4425万)を注入する必要があるようだ。
高純度テレフタル酸(PTA:Purified terephthalic acid)とポリエステル長繊維(PFY:polyester filament yarn)の製造施設が建設され予定で、工事がストップした際に、PFYプラントは70%、PTAプラントは15%ほど完成していたとされる。
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