【マドゥライ】Nuclear Power Corporation of India Limited (NPCIL)は、タミールナド州Koodankulamの原子力発電施設に各1000MW(メガワット)の反応炉2基を増設する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月26日伝えたところによると、NPCILのS.K. Jain会長兼MDはこのほどKoodankulamで以上の消息を明らかにした。それによると中央政府は、最近、核反応炉8基の設置を認めた。Koodankulamのものは、その内の2基で、この他、マハラシュトラ州Jaitapur/グジャラート州Kakrapar/ラジャスタン州Kotaにそれぞれ各2基が据え付けられる。
一方、マハラシュトラ州Nagpur拠点の全国環境工学研究所(NEERI:National Environmental Engineering Research Institute)は、Koodankulamプロジェクトの環境アセスメントを完了した。NPCILは同報告書を原子力監督局(AERB:Atomic Energy Regulatory Board)に提出、承認を待っている。NPCILは、プロジェクトに関する公聴会の資料として県当局にも同報告書を提出した。プロジェクトの諸手続きは順調に進捗しており、当初のスケジュールに先行している。
NPCILはより多くの核反応炉を設置するため、さらに多くの候補地を物色、タミールナド州政府の総務次長に関係報告書を提出したと言う。