2005-10-28 ArtNo.36596
◆Patel Roadways、サード・パーティー・ロジスティクスに注力
【ムンバイ】陸送を中核とする地場運輸会社Patel Roadways Ltd(PRL)は、サプライ・チェーン・マネージメントを手掛けるいわゆるサード・パーティー・ロジスティクス(3PL)に進出、総合的なロジスティクス会社に変身することを目指している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月26日伝えたところによると、PRL取締役会は、以上の目標を実現する最初のステップとして去る8月29日の会議において、傘下のPatel On Board Couriers Ltd(PONBCL)との合併を承認した。PRLの昨年度純売上げは120.89クロー(US$2675万)、PONBCLの純売上げは134.39クロー(US$2973万)で、合併後、PRLは、向こう5年間に売上げ300クロー(US$6637万)の達成を目指す。
PRLのO.P. Harshwal重役(CEO)によると、当面、陸送と空輸に照準を合わせ、直ちに海運事業に進出する計画はない。3PLビジネスに関しては、海外の同業者との提携や合弁を計画している。今後ロジスティクス業務を他社に委託する企業が益々増加するものと見られ、こうした企業はロジスティクス支出を9~15%節約できる上、サービスの改善も図れる。またロジスティクス・ビジネスには、輸出入管理、倉庫業務、ラベリング、包装、受注処理、在庫管理等も含まれるようになった。
PRLは1000キロ以内のルートに照準を合わせており、取り分け100~500キロのルートの収益が最も高い。PRLはトラック100台を保持、全国に450ステーションを設け、年間平均10万キロの輸送を手掛けている。またフランチャイジー330店を擁し、こうしたパートナーが売上げの67%に貢献、同社が直営する45支店が残りの33%に貢献している。最近は至急便サービスも急成長を遂げており、Gati、Safe Express、Speedage、XPS等が同ビジネスに参入していると言う。
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