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2005-10-28 ArtNo.36590
◆インドＢＰＯ産業の人事管理は世界の手本：NASSCOM
【ニューデリー】ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)は24日、ＢＰＯ(business process outsourcing)産業の労働管理に関する一連の報道に触れ、「インドのＢＰＯ企業が採用する最先端の人事管理は先進国さえも手本にしている」と反駁した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月25日報じたところによると、NASSCOMのKiran Karnik会頭はこのほど催されたセミナーの会場で、『情報技術(IT)産業は従業員を如何に待遇しているか』と言った最近の報道に触れ、「意図的なキャンペーンが展開されているようだ。先ず組合問題を取り上げ、今や人事制度に風穴を開けようとしている」と指摘、さらに「その実、ＩＴ産業はインドの世界的イメージ形成に貢献しており、我々はそのことを誇りにしている」と語った。
記者から「小規模なＩＴ企業も良好な人事管理を行っていると思うか」と質問された、Karnik氏は「ＩＴ業界は大きな産業であり、様々なプレーヤーが存在する」と述べ、ＩＴ産業の自己規制組織(self-regulatory organisation)を創設する可能性を示唆した。それによると、ＩＴ業界は労働条件を含む業務規範(best practices)に関する最低限の基準(minimum standards)を設ける可能性を検討しており、NASSCOMはまたデータ保護や労働条件等に関するガイドラインを立案する自己規制組織の設立も考えている。実際のところＢＰＯ業界においては、求人が求職を遙かに上回っており、労働条件に不満を抱く労働者は容易に別の就職口を見いだすことができると言う。
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