SEAnews 2005-10-26 ArtNo.36584

【コルカタ】フランスの鉄鋼メーカー、Arcelorはインド市場進出の具体的方針を数ヶ月以内に決定する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月22日報じたところによると、ArcelorのAlain Davezac上級副社長(国際ﾋﾞｼﾞﾈｽ部門)は『Steel Metallics India 2005』の会場で以上の方針を明らかにした。それによると、Arcelorのグローバル・アジェンダのトップはブラジル、次はウクライナ。インドと中国、そしてその他のアジアの新興諸国は今後の鉄鋼ビジネスの成長センターであり、同社はインドと中国双方に拠点を設けることを欲している。しかし原料の大部分は南アメリカと独立国家共同体(CIS)諸国に存在する。Arcelorの20％の生産施設は現在ウクライナに設けられている。インドは急成長市場であり、潜在的なコスト競争力を保持、世界の主要な鉄鉱産地でもある。しかし貧しいコークス用炭埋蔵量、高い電力料、インフラのボトルネック、環境的制限、官僚主義、モンスーン依存は、インド投資のマイナス要因と言う。