【バンガロール】インド政府は、Biocon Limited(BL)がカルナタカ州Bangalore近郊Bommasandraに開発する『Biocon Park』に特別経済区(SEZ:special economic zone)ステータスを与えることを認めた。
ビジネス・スタンダードが10月20日伝えたところによると、BLのKiran Mazumdar Shaw会長兼MDは19日に催された第2四半期業績報告会後記者会見し、以上の消息を語った。それによるとSEZステータスの下、90エーカーの土地に設けられるパークは10年間の税制優遇措置を享受できる。同パークには、コレステロール降下剤statin、免疫阻害剤、遺伝子組み換えインシュリン、モノクローナル抗生物質等の製造施設やBioconグループの研究開発(R&D)部門Syngene International、その子会社子会社Clinigene International等の施設が設けられる。
SEZの税制優待ステータスは輸出志向ユニット(EOU)のそれを上回る。何故なら後者は2009年までに失効するのに対して、前者は2006-07年から10年間享受できる。
糖尿病及び腫瘍領域の創薬を中心にしたBLの研究プログラムは良好な進捗を見ている。経口インシュリン『IN105』の臨床前研究は順調で、同社はNobexと共にアテネで催された欧州糖尿病学会(EASD:European Association for the Study of Diabetes)会議に関係データ『pharmaco-kinetic dog』を提出した。今会計年度末までには経口インシュリンの治験用新医薬品(IND:Investigational new drug)をインド当局に提出できる見通しだ。上皮性細胞成長因子受容体(EGFR:epidermal growth factor receptor)抗体『Biomab EGF』の第IIbフェーズの臨床試験も今年末までに完成する見通しと言う。