SEAnews 2005-10-21 ArtNo.36549

【バンガロール】ドイツ企業Robert Bosch傘下のKalyani Brakes Limited(KBL)とイタリア企業Bremboは17日、二輪車用ブレーキの設計／製造／販売を手掛ける50：50の合弁会社を設立することで合意した。
デカン・ヘラルドとザ・ヒンドゥーが10月18日報じたところによると、新合弁会社KBX Motorbike Products Private Ltdはプネーに拠点を設ける。両パートナーは合弁事業に合計1300万ユーロを投資、ＫＢＬは二輪車ブレーキ・ビジネスを合弁会社に注入する。Bremboは合弁会社にライセンスと技術を供与、業界リーダーとしての立場も生かして支援を提供する。
新会社は初年度に売上げ2000万ユーロを実現、その後4年間に同額を2倍に拡大することを目指す。製品は当面、インド国内市場に供給するが、輸出の機会も探る。合弁協定はインドの独占禁止当局(Antitrust Authorities)と外国投資促進局(FIPB)の認可を待って発効する。
マハラシュトラ州Puneを拠点にするＫＢＬは、当初Bosch／ナブコ／Kalyaniグループの対等出資合弁会社として設立されたが、Boschがその持ち分を26.66％から40％、さらに80％に拡大し、経営権を掌握した。ＫＢＬはマハラシュトラ州Jalgaon／同Pune／ハリヤナ州Manesarに工場を有し、従来型ブレーキ・システムとコンポーネントの製造でインド業界をリードしている。2004－05年の売上げは63クロー(US$1447万)だった。