2005-10-21 ArtNo.36548
◆Shipping Corporation、船舶購入にUS$15億投資
【ニューデリー】国営海運会社Shipping Corporation of India Ltd(SCI)は向こう数年間に約6500クロー(US$14.93億)を投じ、船団を拡張する。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月18日伝えたところによると、SCIのS Hajra会長兼MDは17日、以上の計画を明らかにした。それによると、SCIは第10次五カ年計画期間に34隻の船舶を購入する計画で、これには大型原油運搬船(VLCC)、Panamax/Capesizeの乾貨物船が含まれる。
既に政府からVLCC2隻を購入する認可を得ており、Capesize船の購入は公共投資局(PIB:Public Investment Board)の承認を得、間もなく閣議にかけられる。
SCI取締役会が数ヶ月前に承認した外国小規模企業の買収計画は、大蔵省に提出済み。公共企業による合併買収計画は特別委員会(empowered committee)の承認を必要とする。SCIは関係提案を海運省にも提出しており、これにより大蔵省の処理が加速するものと期待される。他社の買収は非有機的船団拡張(inorganic expansion)の手段と言える。
SCIは沖合石油支援ビジネスの潜在性にも注目しており、外国企業と同領域で合弁を組む可能性を検討している。この他、液化天然ガス(LNG)の輸送契約もフォーカス・エリアと見ており、National Iranian Tanker Company/Islamic Republic of Iran Shipping Line (IRISIL)/Irano-Hind Companyと合弁会社を設立、イランのSouth Pars鉱区で採取したガスをベースにしたLNGや石油化学品の輸送契約を獲得することを目指していると言う。
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