2005-10-19 ArtNo.36533
◆シンガポール政府投資会社、医薬品会社Medreich権益買収
【ムンバイ】シンガポール政府の投資会社Temasek Holdingsは、カルナタカ州Bangaloreを拠点にする医薬製剤会社Medreich Sterilab Ltd(MSL)の25%の権益を買収した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが10月15/18日、インド政府のウェブサイトを引用し報じたところによると、外国投資促進局(FIPB)はMSLに対するTemasekの2500万米ドルの投資を認めた。同取引に際してYes BankがMedreich Groupの戦略・財務顧問を務めた。
エコノミック・タイムズは今年4月、MSLが製造施設の拡張と新市場開拓のため資金調達を図っていると報じていた。同取引以前の時点では、英国拠点のRajeev Mehta/Keith DeSouza両氏が所有するMedreich Plcが、MSLの51%の権益を保持、残りの49%はインド人パートナー、CP Bothra氏とその一族が握っていた。MSLは2004-05年に265クロー(US$6086万)の売上げを計上している。
Medreichグループによると、同グループは事業拡張に本腰を入れており、Temasekの投資は、グループが欧州、極東、アフリカ等のキー・マーケットにおけるブランド後発医薬品ビジネスを一層強化することを可能にする。Temasekはまた東南アジアと北部アジア地域のビジネス機会へのパイプ役を務め、Medreichグループの事業拡張を支援できると言う。
Temasek HoldingsのTan Suan Swee重役(MD)は、「医薬品製剤ビジネスを強みとするMedreichグループは、今後海外市場の開拓に本腰を入れることにより、次の段階の成長期を迎えるものと期待している」と語った。
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