2005-10-19 ArtNo.36532
◆GAIL、US$14億投じKochiに石化コンプレックス建設
【コーチ】GAIL (India) Ltdがケララ州Kochi近郊Ambalamugalに建設を計画する石油化学コンプレックスのコストは6058クロー(US$13.91億)と見積もられ、着工後48ヶ月で完成する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月16日報じたところによると、GAILのProshanto Banerjee会長兼MDは、このほど以上の消息を語った。それによると、GAIL取締役会は来月の会議で同プロジェクトを最終認可する。石化コンプレックスはFertilisers and Chemicals Travancore Ltd (FACT)の敷地に設けられる予定で、FACTと2ラウンドにわたる用地買収交渉を進めている。Engineers India Ltd(EIL)が作成した詳細事業化調査報告(DFR:detailed feasibility report)によれば、GAILは石化コンプレックス内に年間キャパシティーは40万トンのガス・クラッカーを独自に建設する。
一方、Petronet LNG Ltd(PLL)がKochi近郊Puthyvypeenに設けるターミナルとMangalore- Coimbatore- Bangaloreをリンクする全長900キロのパイプラインのコストは2000クロー(US$4.59億)と見積もられ、やはりEILが作成した同プロジェクトのDFRは石油/化学省に提出済み。
再ガス化したLNGをKayamkulamのNational Thermal Power Corporation(NTPC)とChavaraのKerala Minerals & Metalsプラントに輸送する海底パイプラインのコストは450クロー(US$1.03億)で、工期は18ヶ月と見積もられる。NTPCは既存のナフサ・ベースの350MWの発電施設をLNGベースのものに転換し、キャパシティーを2300MWに拡張する。
コーチ市内の大気汚染が進んでいることから、今月、政府所有ゼネラル・ホスピタル内にAir Pollution Related Disease Diagnostic Centre (APRDDC)を設置する。同コストは200万ルピー(US$4.6万)。
他方、国営Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)のM. J. Mohan重役(GM)によると、GAIL/BPCLが各25%、ケララ州政府が5%を、それぞれ出資する合弁会社God's Own Gas Company Limitedを設立し、Kochi市内の自動車/家庭/小規模工業主に圧縮天然ガスを供給するプロジェクトの覚書が14日取り交わされた。新会社は来月登記される。新会社の残りの株式は戦略投資家、一般投資家、金融機関が分け合う。プロジェクト・コストは300クロー(US$6890万)と見積もられ、資本金の規模は今月中に決定されると言う。
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