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1995-10-25 ArtNo.3653
◆<星・仏・中>合弁ヘリ製造事業売上、US$15.3億も
【シンガポール】フランスの航空機会社エアロスパシャルは、シンガポール/中国企業と合弁で開発した5人乗りヘリコプターEC120の売上を15億3000万米ドルと予想している。
今年6月にテスト飛行を行ったEC120の開発製造事業には、エアロスパシャル傘下のユーロコプターSA(ECF)が61%、チャイナ・ナショナル・エアロ・テクノロジー・インポート・アンド・エクスポート・コープが24%、シンガポール・テクノロジー・エアロスペース(STエアロ)が15%出資している。エアロスパシャルのデニス・バレント副社長(国際事業/営業担当)が先週語ったところによると、1機当たりの価格は約90万Sドルで、向こう8~10年間に1700機の販売が見込める。まだ実際のマーケッティングは開始されていないが、パートナーらは97年の市場投入を目指している。STエアロも25%出資しているエアロスパシャル子会社のSamaero Coはこれまでに民用ヘリコプター約50機を販売しており、見通しは明るい。 エアロスパシャルはまたシンガポール・テレコムと台湾の通信合弁事業に2億米ドル相当の通信衛星売り込みを目指している。同社は既にタイ、フィリピン、中国で衛星事業契約を獲得している。
また同社が37.9%出資するエアバス・インダストリーはシンガポールに代表事務所を開設、ミャンマー、マレーシア、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドを含む域内市場の開拓に本腰を入れている。消息筋によればECFは来年シンガポールで開かれるアジア・エアロスペース・エキシビションでEC120の販促を行う計画だ。(ST:10/23)
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