【ニューデリー】TataグループとRelianceに続き、年商2万クロー(US$45.93億)のEssarグループも、州境を跨いだ、いわゆる州際電力取引(inter-state power trading)ビジネスに乗り出した。
エコノミック・タイムズが10月11日報じたところによるとEssarグループのEssar Electric Power Development Corporation Ltd(EEPDC)は中央電力監督委員会(CERC:Central Electricity Regulatory Commission)にカテゴリーCのライセンスを申請した。カテゴリーCは自己資本7.5クロー(US$172万)以上の企業に、年間2億~5億ユニットの州際電力取引を認めるライセンスで、EEPDCの自己資本は7.67クロー。
EEPDCの取締役を兼ねるEssar Power Ltd(EPL)のA K Srivastava重役(MD)によると、認可されれば、政府系Minerals and Metals Trading Corporation Ltd(MMTC)に続き、2番目のカテゴリーC電力取引業者になる。電力取引ビジネスの見通しは明るく、ビジネス動向を見た上、数年内に取引ボリュームの一層の拡大を図る。EEPDCはEPLの支援も得、Essarグループ内の取引も拡大する。
目下のところ、全国的に17社が電力取引ラインセンスを取得しており、内10社は年間1億ユニット未満の取引を手掛けるカテゴリーAのライセンスを認められている。別に5社が年間10億ユニットを超える取引を手掛けるカテゴリーFラインセンスを取得している。これら5社とは、Tata Power Trading/Reliance Energy Trading/NTPC Vidyut Vyapar Nigam Ltd/PTC India/Adani Exports。