【バンガロール】トヨタのインドにおける小型乗用車(small car)計画はほぼ固まり、2007年末までにダイハツのコンパクト・ハッチバックがお目見えする見通しだ。
エコノミック・タイムズが10月12日、消息筋の言として伝えたところによると、ダイハツは既にカルナタカ州Bidadiに小オフィスを設け、山田隆哉社長がトヨタ工場やハリヤナ州Manesar及びその他の地域の様々な納入業者を視察したもようだ。
Toyota Kirloskar Motor Ltd(TKM)は最近カルナタカ州政府からBidadiの既存敷地内に1147クロー(US$2.63億)を投じて第2工場を建設することを認められた。小型乗用車の製造施設は年産15万台のキャパシティーを備えることになる。
カルナタカ州政府のPGR Sindhia産業・財務部長によると、Bidadiの既存敷地内の200エーカーの土地に新工場が設けられ、小型乗用車プロジェクトにより2600人の就業機会が創出される。トヨタは、51%出資するダイハツと共同で新世代の小型乗用車を、既に日本、インドネシア、その他のアジア市場で販売している。
インドにおける小型乗用車市場は乗用車市場全体の60%以上を占め、消費者の購買力と購買意欲の拡大に伴い一層拡大する見通しだ。このため2010年までにインド乗用車市場の15%のシェア獲得を目指す、トヨタの目標実現にも寄与するものと見られる。