SEAnews 1995-10-24 ArtNo.3650

【バンコク】タイ・ペトロケミカル・インダストリーズ(TPI)筋が20日語ったところによると、ＴＰＩとクウェート・ペトローリアム・コーポレーション(KPC)のタイ東部海岸における製油合弁事業交渉は最終段階を迎えている。
消息筋によれば、新プラントはＴＰＩが目下建設中の日量6万5000バレルの製油施設に隣接した1000ライの用地に建設され、投資額はおよそ500億バーツ、精製能力は日量30万バレルとなる見通しだ。また製品の半ばはＫＰＣの経営するＱ8スタンドに、残りの半ばはＴＰＣの石油化学工場に供給されるものと見られる。東南アジアを訪問中のＫＰＣのハニ・フサイン重役(MD)は20日、2週間以内にＫＰＣの代表団がバンコクを訪れ、関係協議を行うと予告するとともに、「交渉の鍵は全ての原油をクウェートから輸入することが保証されることである」と語った。消息筋によれば、ＴＰＣのプラチャイ重役はクウェートからの原油輸入に応じることを公言していると言う。(BD:10/21)