【ムンバイ】乾期と熱波の到来でマハラシュトラ州の10月のピーク電力需要はこれまでの9500~1万MW(メガワット)から1万1300MWに拡大、供給不足は2300~2500MWに達した。このため配電会社Maharashtra State Distribution Company (Mahadiscom)は全州にわたる負荷制限(load-shedding)を実施している。
ビジネス・スタンダードが10月8日、Mahadiscomのステートメントを引用し報じたところによると、オーバーホールが行われている3000MW近い発電施設が稼働するなら、状況は緩和するものと見られる。またMahadiscomは、給電線(feeder lines)から単相ライン(single-phase lines)を分離する計画に本腰を入れており、作業は11月15日までに完了する。同作業の完了に伴い負荷制限はやはり緩和する見通しだ。
Mahadiscomは、他州から電力の供給を受ける努力を続けているが、この種の電力は870MW以上には達していないと言う。