2005-10-12 ArtNo.36489
◆LG Electronics India、輸出目標を3分の1に下方修正
【ニューデリー】LG Electronics India Ltd (LGEIL)は2010年までに達成を目指す年間輸出目標を30億米ドルから10億米ドルに下方修正した。
ビジネス・スタンダードが10月10日伝えたところによると、LGEILのK R Kim重役(MD)は、目標があまりに野心的過ぎたことを認めたが、「30億米ドルの達成は依然夢であり、引き続きその実現に努める」と語った。下方修正した理由について、Kim氏は「これまでの輸出実績に基づき目標を修正した」とだけ語った。今年の輸出額は昨年の8500万米ドルから1億3500米ドルに拡大する見通しで、来年のクリスマスまでに2億米ドルの輸出を目指すと言う。ちなみにLGEILは今年の売上げ目標も8500クロー(US$19.52億)から8000クロー(US$18.37億)に修正した。
Girish Bapat副社長(マーケッティング)及びJatin Madan重役(輸出担当GM補)によると、LGEILの輸出は2003年以来年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)82%をマークしたが、今年上半期の輸出は低調で、下半期にも埋め合わすことはできそうにない。このため目標に見直しを加えた。
LGEILはまた輸出拠点をマハラシュトラ州Pune近郊のRanjangaon工場にシフトしつつある。Ranjangaon工場は既に南アジア、アフリカ、中東を含む輸出市場の30~35%をカバーしている。懸念材料としては、インフラ上の問題、例えば港湾の混雑や、高い輸送コスト、輸送時間が挙げられる。今後の輸出は情報技術(IT)製品とGSM携帯端末により牽引されるものと見られ、同社はGSM/オーディオ/IT製品に一層照準を合わせる。
LGEILは近くブルートゥース技術を採用したワイヤレス・ホーム・シアター・システムを発売する予定で、カー・オーディオ市場の調査も進めている。また今年末までにGSM携帯端末4モデルを発売すると言う。
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