2005-10-07 ArtNo.36458
◆Salim、二輪車事業詳細計画報告書を州政府に提出
【コルカタ】インドネシアのSalim Group(三林)は先週、西ベンガル州における二輪車プロジェクトの詳細計画報告書(DPR:detailed project report)を州政府に提出した。
ビジネス・スタンダードが10月5日、州政府筋の消息として伝えたところによると、工場は西ベンガル州Kolkata近郊Uluberiaに設けられる見通しだが、農業用地を工業用途に転換することに全州的な批判が生じている。
Beni Santosa氏に率いられるサリム・グループのハイレベル・チームがヒンドゥーの祝日Durga Puja以後にコルカタを訪れ、一層の詰めを行い、用地取得手続き等を完成させる予定だ。プロジェクト・コストは230~300クロー(US$5282万-6890万)と見積もられ、現地子会社の登録は11月に行われるものと見られる。州政府は今年末までに用地の引き渡しを終える予定で、恐らく2006年1月の着工が目指される。
プロジェクトには65エーカー以上の土地が必要とされ、州政府は用地提供の代償として、プロジェクトに3~4%出資することを検討しているが、サリムが100%出資を望むなら、用地はサリムに売却される。また日本企業が技術支援を提供することになる。
メイン工場の他、コンポーネントの製造を手掛ける5~6のユニットが設けられ、サリム・グループがこれらのユニット全ての支配権益を握る。一部のコンポーネントはインドネシアから輸入する計画と言う。
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