2005-10-05 ArtNo.36445
◆National Aluminium、海外に精錬施設建設計画
【ニュース】公共部門アルミ会社National Aluminium Company Limited(NALCO)は、西アジアに合弁でアルミニウム精錬施設を設けることを検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが10月2/3日報じたところによると、NALCOのC R Pradhan会長兼MDは先週金曜(9/30)に催された年次総会後以上の計画を明らかにした。それによると、海外に精錬工場を設けるのは、第2期拡張計画にともなって生じる120万トンの余剰アルミナ製造能力を有効に活用するのが狙い。
総コスト4091クロー(US$9.4億)の第2期拡張計画は、昨年10月から開始されており、同プロジェクトが2009年に完成すれば、ボーキサイトの年間生産能力は現在の480万トンから630万トンに、アルミナのそれは同157万5000トンから210万トンに、アルミニウムのそれは同34万5000トンから46万トンに、発電能力は同960MW(メガワット)から1200MWに、それぞれ拡大する。
既に海外精錬事業の合弁パートナー候補としてオマーン、ドゥバイ、カタールの3企業をリストアップしており、2、3ヶ月中に事業化調査報告書も完成する。
NALCOの2004-05年度純益は前年の737.72クロー(US$1.69億)から1234.84クロー(US$2.84億)に67%、売上げは同3349クロー(US$7.69億)から4439クロー(US$10.195億)に、外貨収入は同1717,17クロー(US$3.94億)から2200.25クロー(US$5.05億)に、それぞれ拡大した。投資収益率(return on capital employed)も前年の18.3%から24.01%に改善、同社は通年で40%、257.72クロー(US$5919万)の配当を決めた。アルミニウムの国内需要は旺盛で国内販売は23.5%の成長を見たと言う。
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