2005-10-03 ArtNo.36432
◆Philips Semiconductors、1千ルピー未満の携帯端末発売準備
【バンガロール】Philips Semiconductors India(PSI)は、来年最高小売価格(MRP)20米ドル、1000ルピー未満の携帯電話端末をインド市場に紹介する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月1日報じたところによると、PSIのFrans van Houten重役(CEO)は9月30日に催されたPhilips Innovation Centre (PIC)の開所式の席上、以上の消息を語った。それによると同社が携帯電話用に開発したNexperiaレーンジの集積回路(IC)チップを用いた低価格端末は既に中国市場で成功している。中国の製造業者により生産されたこうした端末のMRPは25米ドルで、フィリップスは一層のコスト・ダウンが可能と自信を深めていると言う。
MotorolaやSagemは40米ドル未満の製品をインドに紹介しており、多くのメーカーが30米ドル未満の製品開発に取り組んでいる。ドイツの半導体メーカーInfineonは最近20米ドル未満の端末用シングル・チップを発表した。
PSIはこの他、農村向けセットトップ・ボックスIPソリューションの開発や、スマートカードを用いた全国身分証明プロジェクトを手掛けている。
PICの最初の2期工事には150クロー(US$3445万)が投じられ、2007年末までに2500人のスタッフが勤務する。PSI医療システム部門の1600人は既にPICに移動している。PICは先端的セル式電話プロジェクト、病院業務手順パッケージ、デジタルTV、ブルーレイ、デジタル・ホーム、自動車関連プロジェクト等を手掛けるが、中でもヘルスケア、ライフスタイル、テクノロジーに照準を合わせる。
PSIの今年の売上は、昨年比17~20%増の3000クロー(US$6.89億)を記録する見通しと言う。
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