【ニューデリー】Yamaha Motor India Pvt Ltd(YMIPL)は、セールス&マーケッティング部門を分離独立させ、新会社Yamaha Motor India Sales Ltd(YMISL)を設立した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月30日、YMIPLの発表を引用し報じたところによると、親会社ヤマハ発動機の完全出資子会社として設立されたYMISLは10月1日から営業を開始、インド国内における販売、マーケッティング、アフター・セール・サービスに照準を合わせる。これまでYMIPLのマーケッティング担当ディレクターを務めて来たT. Maeda氏がYMISLの指揮をとり、Atul Gupta氏がセールス&マーケッティング主任としてマエダ氏を補佐する。
YMIPLの柳弘之重役(MD/CEO)は、「インドはキー・マーケットであり、インドにおけるポジションを補強しつつあるYMIPLは、先行きに強気な見通しを抱いている。セールス子会社が新設されたことにより、ヤマハのインドにおける活動は一層強化される」と語った。
新会社は、YMIPLの製品(二輪車/同コンポーネント)の他、全地形型車両、発電機、多目的エンジン、水ポンプ、電気ハイブリッド自転車、レーシングカート、ゴルフカー等、ヤマハ・グループによりインド以外の地で生産された製品の取引を手掛けることを外国投資促進局(FIPB)から認められている。
観測筋は、新会社の設立により、ヤマハがインド・スクーター市場に参入するのも早まるものと予想している。ヤマハはスクーター販売の事業化調査を進めており、当初はタイで生産したものを輸入するものと見られる。同社はまたハイ・パワーのプレミアム・モーターサイクルを輸入する可能性も探っていると言われる。