2005-09-26 ArtNo.36388
◆Tata Power、ジャールカンド州に3千MW発電所建設
【ジャムシェドプル】Tata Power Company Ltd(TPC)はジャールカンド州に1万5000クロー(US$34.45億)余りを投じ、3000MW(メガワット)の火力発電所を建設する。
インディアン・エクスプレスが9月23日報じたところによると、単一のものとしては国内最大の発電所になる。現在国内最大の規模を有するのは、2144MWのDabholプロジェクト。
ジャールカンド州エネルギー部オフィシャルが同紙に語ったところによると、TPC代表チームは21日、PP Sharma総務次長を初めとする同州政府オフィシャルと会談、関係問題を協議した。州政府は、発電所の建設候補地としてLatehar、Patratu、Tenuaghat等の地を提案、TPC側はこれらの候補地を実地調査した後、その意見を報告することを約束した。Tata Steelと州政府が交換した1200万トン鉄鋼プロジェクト覚書には、2500MWの火力発電所を設ける計画が盛り込まれていたが、TPCは同発電所のキャパシティーを3000MWに拡大した。
TPCは770MWのPatratu火力発電所の改修も提案している。同発電所は10基の発電機の内2基のみが稼働し、90MWの電力を供給しているに過ぎない。この日の会議ではPatratu火力発電所の改修問題は取り上げられなかったが、TPCは次期会議では同問題を議題に載せる可能性が有り、州政府も改修工事を施すか否か、近く方針を決める。
TPCは複数の地域における配電ビジネスを手掛けることを希望しており、州政府はジャールカンド州電力局(JSEB)以外に第2、第3の配電ライセンスを発行する可能性を有する地域の一部としてRanchi、Dhanbad、Hazaribagを掲げている。Arjun Munda首席大臣は、今年11月15日以降に州内の一部の地域の配電事業民営化に関する方針を決定する予定と言う。
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