2005-09-26 ArtNo.36385
◆台湾モニター会社TPV、地元PCブランドと提携協議
【コルカタ】台湾拠点のモニター・メーカー、TPV Technologyは、Admiral Overseas Corporation (AOC)ブランドのモニターをインドで発売後、Amar PC、Isyn、Chirag等の地元パーソナル・コンピューター(PC)ブランドと、これらのPCにAOCモニターをバンドルし、東部市場を開拓する交渉を進めている。
ビジネス・スタンダードが9月22日伝えたところによると、AOC IndiaのMukesh Gupta取締役はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると、AOCブランド発売後当初4ヶ月(2005/9-12)の販売台数は2万5000台をマーク、内東部地区の販売台数は6000台と見込まれる。2006年1月までにインド全国にプレゼンスを築き、同年内に10万台を販売する計画だ。
インドにおけるPCの年間販売は380万ユニット、1900クロー(US$4.36億)で、内52%がブランドPCで占められている。TPVは相手先商標製造業者(OEM)ルートを通じ、同ブランド・マーケットで140万~150万ユニットのモニターを販売して来たが、今やAOCブランドを通じアセンブルPC市場の開拓に着手した。東部地区はPC市場全体の25%のシェアを占める。
TPVは、これまでBPLとの委託製造リース協定(contract manufacturing lease agreement)を通じ、インドにおけるビジネスを進めて来た。しかしモニターに対する関税がゼロ%に引き下げられたことから、中国の製造拠点から輸入した方が経済的になった。
TPVはRoyal Philips Electronicと株式持ち合い協定を結び、後者の5工場及び研究開発(R&D)施設を引き取り、後者が必要とするモニターとフラットTVの生産を引き受けている。
世界的には液晶表示装置(LCD)がブラウン管(CRT)モニターに取って代わったが、インドではCRTモニターとTFT(Thin Film Transistor)LCDモニターの間に6000ルピーの価格差が存在し、同価格差が完全に消失するにはなお時間を要する見通しと言う。
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