2005-09-26 ArtNo.36382
◆Tata/Fiat、乗用車の共同開発・製造・流通で合意
【ムンバイ】Tata Motors Ltd(TML)は、イタリア企業Fiat SpAと、乗用車(passenger car)セグメントの製品及びコンポーネントの開発・製造・流通を共同で手掛ける覚書を交換した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが9月23日報じたところによると、両社の合同チームが組織され、事業化調査を行う。Fiat S.p.AのSergio Marchionne重役(CEO)によると、TMLとの合意の内容は、同社がPSA Peugot/Suzuki/Ford Motor Companyとの間で合意したものと類似していると言う。
巷間では両社の提携の内容に関する様々な憶測がなされており、TMLがFiat Indiaの業務を引き継ぐ可能性も予想されている。
Fiatがマハラシュトラ州Kurlaと同州Ranjangaonに設けた工場の設備稼働率は総じて低く、Ranjangaon工場における生産活動は行われておらず、Kurla工場がその分繁忙している。これに対してTMLのマハラシュトラ州Pune工場は100%の稼働率を維持している。Fiat Indiaの今年初5ヶ月(2005/4-8)の販売台数は662台と、前年同期の633台を僅かに上回った。これに対してTMLは同期に5万5536台の乗用車を販売、国内市場シェア3位につけている。
|