【チェンナイ】タイは、新たに82品目をインド・タイ自由貿易協定(FTA:free trade agreement)下の早期収穫方式(EHS:early harvest scheme)リストに加えるよう提案した。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月22/23日報じたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)が22日主催した『貿易投資機会を最大限に拡大:FTA後のインド・タイ協力』と題するセミナーの席上、タイのPrachub Chaiyasan通商代表は以上の消息を語った。
昨年9月に発効した早期収穫方式の下、82品目の関税が3年間に段階的に引き下げられ、最終的に撤廃される。早期収穫方式の下、インドとタイの二国間貿易は約20億米ドルに倍増したものの、タイ側の圧倒的黒字となり、インド側の懸念が高まっていた。
Chaiyasan氏はこの点に関して、タイはインドに有利な品目の関税を引き下げる用意が有り、貿易バランスは改善することができると指摘した。同氏によると、インド・タイFTAは両国間貿易投資のスーパーウェイの役割を果たし、二国間貿易額は向こう2年間に50億米ドルに拡大するものと見られる。タイはインドの頭脳労働者を歓迎する。タイでは情報技術(IT)専門家や英語教師の需要が大きい。同氏はKamal Nath商工相にタイ側の提案を伝えたと言う。