SEAnews 2005-09-23 ArtNo.36376

【ハイデラバード】Kamineni Hospitals Limited(KHL)と合弁でKamineni Wockhardt Hospitals(KWH)を組織、アンドラプラデシュ州Hyderabadに心疾患治療(cardiac care)の先端ノーハウを紹介したWockhardt Hospitals Limited(WHL)は、テレメディシン(telemedicine)を通じ、さらに多くの地域にそのサービスを提供する計画だ。
ビジネス・スタンダードが9月20日報じたところによると、ＷＨＬとＫＨＬは、両社のインフラ及び専門知識をシェアする合弁契約を結び2005年7月から新サービスを開始した。合弁会社ＫＷＨはKamineni Hospital内に80床のWockhardt Heart Centreを設けている。Wockhardt Heart Centreは現在2カ所に設けられており、合計ベッド数は向こう数ヶ月内に350床に増やされる。
ＷＨＬのVishal Bali副社長によると、心疾患治療16年の経験を有する第3次ヘルスケア・サービス業者のＷＨＬは、第2次あるいは第1次ヘルスケア・サービスを手掛ける考えはないが、新合弁会社を通じ下位のヘルスケア・サービスを手掛けるＫＨＬに心疾患治療のノーハウを提供している。
そこで今後は、テレメディシンを通じ、他の第2次ヘルスケア・サービス業者にもそのノーハウを提供する計画だ。同趣旨に基づきカルナタカ州の7病院とのネットワークを構築する。
WHLはハーバード大学傘下のHarvard Medical International(HMI)と提携しているが、ＨＭＩはハーバード・メディッカル・スクールのリソースを利用しており、ＷＨＬ新イニシアチブにも貢献する見通しだ。
ＷＨＬは国内や海外の患者の治療センターとして機能するだけでなく、心疾患治療領域の人員訓練も引き受けることを目指しており、教育機関と提携し、学生に心疾患治療の実習を施すことを計画している。
昨年マハラシュトラ州Nagpurの病院を買収、Wockhardt Heart Hospitalを設立したWockhardtは、バンガロールにも同様の病院を設ける準備を進めている。Bangalore、Kolkata、Nagpur、Delhi、そしてハイデラバードにプレゼンするを築いたＷＨＬは、向こう3～4年内に500～700クロー(US$1.15億-1.61億)を投じ、事業の一層の拡張を図ると言う。