2005-09-23 ArtNo.36370
◆Infineon、ウルトラ低コスト携帯端末用チップお披露目
【バンガロール】Infineon Technologies India Pvt Ltd(ITIPL)は20日、ウルトラ・ロー・コスト(URC:ultra low-cost)携帯端末用半導体チップをお披露目した。
この日記者会見したITIPL通信技術部門のReiner Schoenrock上級部長によると、単一のチップがプロセッサー、送信機、受信機の役割を兼ねる新プラットフォームは低コストな携帯端末の大量生産に適しているだけでなく、その価格を現在の35米ドルから20米ドル以下に引き下げることを可能にすると言う。
デカン・ヘラルドとヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月21日伝えたところによると、ITIPLは携帯端末製造業者に個々の機能を備えたチップを提供するだけでなく、URCからマルチメディア携帯電話まであらゆるタイプの端末に対応した万能(complete reference)プラットフォームの提供を目指している。
ITIPL法人ソフトウェア部門主任も務めるS Surya上級副社長兼MDは目下、携帯端末メーカーと交渉を進めており、一、二週間内に交渉は妥結するものと見られる。ULC端末の量産は2006年第1四半期から開始され、携帯端末の価格は来年までには15米ドル以下に下降する見通しと言う。
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