【ムンバイ】先週ディーゼル油が7%値上げされた後、首都圏(NCT:national capital territory)ではトラックのレンタル料が10~15%上昇している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月19日報じたところによると、デリーにおける小型トラック(light truck)のレンタル料は10-15%アップ、ウッタルプラデシュ州Ghaziabad/ハリヤナ州Faridabad/ハリヤナ州Gurgaonにおける40~45キロの運送区間については15-20%上昇している。
これは9月6日にディーゼル油が7%値上げされたのに伴うものだが、ディーゼル油は小型トラック所有者の運転コストの65%を占めている。
インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)によると、デリーにおけるディーゼル油のリッター当たり価格は28.45ルピーから30.45ルピーに2ルピー・アップ、これに伴い積載重量2.5トンの小型トラックの運転コストは1キンタル(100kg)当たり1ルピー上昇した。しかしレンタル料は1キンタル当たり5ルピー引き上げられた。
1日当たりの燃料消費量をベースにした場合、小型トラックの運転コストは、ディーゼル油の値上がりに伴いデリーでは1日当たり30~35ルピー上昇した計算になる。何故なら小型トラックは1日平均80~100キロ走行、16~20リッターのディーゼル油を消費するためである。
しかし、デリーの多くのテンポ(tempo:自動三輪車)組合やテンポ・スタンドは、レンタル料を1行程(30-40km)当たり50~75ルピー、1日(2行程)当たり100~150ルピー引き上げた。これは10~15%の値上げに相当する。
IFTRTによると、小型トラックのレンタル料は30キロ当たり450ルピーから525ルピーに引き上げられ、建設資材を輸送するトラックのレンタル料は15~20%アップしている。以上のデータはNCT内のトラック輸送に関するもので、異なる州間のトラック・ルートをカバーしていないと言う。