2005-09-21 ArtNo.36355
◆SAIL、コークス用炭の輸入を6年内に43%拡大
【ブリスベン】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)は、鉄鋼生産を拡大するため向こう6年間にコークス用炭の輸入を43%増やす。
エコノミック・タイムズが9月16日報じたところによると、SAILのK.K. Khanna取締役(技術担当)は、このほどオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンで催されたコールトランス会議(Coaltrans conference)の席上、以上の消息を語った。それによるとSAILのコークス用炭年間消費量は2006年3月期年度の1050万メートル・トンから2012年3月期年度の1500万メートル・トンに増加する。
インドの国産コークス用炭はアッシュ含有率が高く、コークス性状も劣るため、経済的な鉄鋼生産を行うには良質の輸入コークス用炭とブレンドする必要がある。SAILはコークス用炭の必要量の24%を国産品で賄い、残りはBHP Billiton等から購入していると言う。
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