2005-09-14 ArtNo.36308
◆エーザイ子会社、臨床試験・契約製造・研究活動に注力
【ムンバイ】エーザイは12日、急成長するインド医薬品市場の開拓と人材資源の開発を目指しインド子会社Eisai Pharmaceuticals India Pvt Ltd(EPI)の開所式を催した。
ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月13日伝えたところによると、エーザイの松野聰一代表執行役副社長兼グローバルファーマシューティカルズ本部長は開所式の席上、「エーザイはインドを単なる消費市場と見なしておらず、臨床研究、契約製造、研究活動の拠点と見ている」と語った。同氏によると、インドは豊富な人材資源を有し、合成化学、製造、臨床試験領域で優位に立っている。
EPIは最近、GlaxoSmithKline Pharmaceuticalsと、消化器潰瘍性疾患や胃食道逆流症等の治療のためにエーザイが開発したプロトンポンプ阻害剤(proton pump inhibitor)『Parit(rabeprazole sodium)』のインドにおける共同販促協定を結んだ。Paritの世界市場規模は12億米ドルと見積もられる。またアルツハイマー・タイプ痴呆症の治療薬アリセプ(Aricep:donepezil hydrochloride)も発売した。アリセプの世界市場規模は15億米ドルと見積もられると言う。
|