SEAnews 2005-09-14 ArtNo.36307

【ムンバイ】年商3万3000クロー(US$75.79億)のAditya Birla Groupは、傘下のIndo Gulf Fertilisers及びBirla Global Financeを、別の子会社Indian Rayonと合併、社名をAditya Birla Nuvoに改める。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが9月12日伝えたところによると、Aditya Birla GroupのKumarmangalam Birla会長は11日、3社の取締役会議後、以上の方針を発表した。それによると、Indian RayonとBirla Global Finance、そしてIndian RayonとGulf Fertilisersの株式交換比率は何れも1：3。新会社Aditya Birla Nuvoの2005年3月期年商は3980クロー(US$9.14億)と見積もられ、2005－06年の年商は6000クロー(US$13.78億)に達する見通しだ。
合併後のプロモーター持ち分は38％、金融機関持ち分は22％、外国機関投資家持ち分と国際預託証券は15％、一般投資家を含むその他の株主の持ち分は25％になる。
Aditya Birla NuvoのSanjeev Aga重役(MD)によると、合併によりビスコース短繊維(viscose staple fibre)／繊維／黒色顔料(carbon black)／絶縁体を含む高付加価値ビジネスからの収入を、情報技術(IT)／ＩＴ対応サービス(ITES)／テレコム／衣料品／生命保険等の高成長ビジネスに投資できるようになる。また新会社の借入能力も拡大、新会社自体、総合的な金融サービス会社として機能する。金融サービス／ハイエンド保険商品／資産管理等の領域のビジネス機会も開拓される。また必要なライセンスを取得した後、銀行ビジネスへの進出も図ると言う。