【ニューデリー】プロジェクト・コスト100クロー(US$2297万)以上の実行段階の電力プロジェクト44件中31件は第10次五カ年計画期間内に、また8件は第11次五カ年計画初年度までに、スケジュール通り稼働する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月12日、統計及び計画実施省(Ministry of Statistics and Programme Implementation)の発表を引用し報じたところによると、残る5件のみがある種の救済措置が提案されているカテゴリーBに分類されており、スケジュール通りの稼働が困難になっている。
国営送電会社Power Grid Corporation of India Ltd (PGCIL)が最も多い24件、国営火力発電会社National Thermal Power Corporation(NTPC)が9件、国営水力発電会社National Hydroelectric Power Corporation(NHPC)が8件のプロジェクトを手がけている。
カテゴリーBには、土木工事の遅れや請負業者の低パフォーマンスに直面する水力発電計画の他、発電プロジェクトにリンクした一部の送電計画が含まれている。
PGCILが進めるタミールナド州Maduraiとケララ州Thirvananthapuramを結ぶ400 KV直流送電線敷設計画は、工期が19ヶ月遅延、コストも27%超過している。土地収用問題が遅延の原因の1つとされる。
NHPCがマニプル省で進めるLoktak水力発電計画は1999年12月に認可されたものだが、ハイコストと安全上の問題から計画に見直しを強いられている。
Tehri Hydro Development Corporation Ltd(THDCL)がウタランチャル州Tehri Garhwal県で進めるダムの建設と水力発電計画の工期は76ヶ月遅延し、コストは125%超過している。
PGCILが進めるTehri送電システム計画の工期も78ヶ月遅延し、コストは92%超過している。
この他、PGCILが西ベンガル州で進めるTala-Siliguri送電線敷設計画も困難に直面していると言う。