SEAnews 2005-09-12 ArtNo.36300

【ムンバイ】LG Electronics India Ltd (LGEIL)はマハラシュトラ州Pune郊外Ranjangaonに設ける新工場でラップトップ・コンピューターを製造することを計画している。
エコノミック・タイムズが9月8日伝えたところによると、このほどマハラシュトラ州政府とRanjangaonに900クロー(US$2.07億)を投じて新工場を建設する覚書を交換したLGEILは、新工場でＤＶＤライターを初めとする様々な製品の製造計画している。
LGEIL幹部によると同社はコンピューター周辺機器に対する不合理な税制が改められるのを待って、インドにおけるラップトップＰＣの製造に着手する。インド政府は次期予算案で税制改革を発表するものと見られ、ＬＧは恐らくインドで最初にラップトップＰＣを製造することになる。現在コンピューター周辺機器には16％の消費税が課されており、同税が引き下げられれば、生産コストは5～10％下降する。またインドでの製造を開始するに先立って、地元ＰＣ市場の大きなシェアを手に入れる必要がある。
この他、ＬＧは高精細度(hi-definition)テレビジョンを製造する技術を保持しており、インドで製造する可能性を検討している。
LGEILは、輸出市場の開拓に本腰を入れる計画で、ザンビア、南アフリカ、ウガンダ等のアフリカ諸国市場に注目している。インドはアフリカ及び中国市場にアクセスするのに有利な立地条件を備えていると言う。