2005-09-12 ArtNo.36299
◆BSNL、近くUS$45.9億電話網敷設入札募集
【コルカタ】国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)は総コスト2万クロー(US$45.93億)と見積もられる4000万~6000万回線電話網の敷設入札を近く募集する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとデカン・ヘラルドが9月9日伝えたところによると、BSNLのA K Sinha会長兼MDは、農村電話振興話協会(Grasso:Grameen Sanchar Society)主催の全国電子政府会議の会場で、以上の消息を語った。それによると、新たに敷設される電話網の30~40%が第三世代(3G)のものになり、敷設コストは1回線当たり3800~4000ルピーと見積もられる。入札は3~4週間以内に募集される。
現在、GSM契約者は1130万人で、4ヶ月以内に2000万回線を増設する。Dayanidhi Maran情報技術(IT)通信相が会議の席上語ったところによると、BSNLのGSM契約者ベースは4ヶ月以内に3200万人に達する見通しだ。
3Gサービス『GSM Evolution (Edge)』は来年3月までに開始され、Edgeの拡張データ・サービスも同月末までにスタートする。契約者の約11%が同サービスを選択するものと見られる。広帯域顧客には、ビデオ・オン・デマンド、ゲーム、eヘルス、eメディシン等のサービスを提供する。同社は目下、コンテンツ・パートナーを物色している。
BSNLはインフラの改善、ネットワークの拡張、広帯域サービスの付加価値アップ等に500クロー(US$1.15億)を投資する。衛星電話ターミナルの設置やスリランカとのケーブル・リンクも準備している。
デリー/ムンバイ地域の電話サービスを手掛ける国営Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)とBSNLの合併問題は電信局(DOT:department of telecommunications)によりペンディングされている。Maran通信相によると、BSNLとMTNLは民間企業に比べ遅れて市場に参入したにも関わらず、合併すれば、国内最大の携帯電話会社になると言う。
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