SEAnews 2005-09-09 ArtNo.36285

【ニューデリー】インド政府は6日、公共部門石油会社がガソリン価格を1リッター当たり3ルピー、ディーゼル油価格を同2ルピー引き上げることを認めた。しかし家庭用ガスと灯油の価格は据え置いた。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが9月7日報じたところによると、これにより今年予想された石油会社の4万クロー(US$91.87億)の損失を5000クロー(US$11.48億)ほど削減できる。8月31日までの2週間の平均価格をベースにすれば、石油会社はガソリン1リッター当たり7.50ルピー、ディーゼル油は同5.5ルピー、灯油は同12ルピー、液化石油ガス(LPG)は1シリンダー当たり96ルピーの損失を被るはずだった。
インド政府はまた石油会社に対し1万～1万2000クロー(US$22.97億-27.56億)の公債を発行し、前者の損失の一部を肩代わりする方針を決めた。政府は今会計年度に入って以来3750クロー(US$8.613億)の石油補助を支出している。大蔵省筋によると、政府は国会の承認を得た後初めて公債を発行できる。