【ムンバイ】韓国電子企業LGのインド子会社LG Electronics India Ltd(LGEIL)は、向こう3年間に900クロー(US$2.07億)を投じマハラシュトラ州Pune市Ranjangaonの既存工場を拡張する。
ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥーが9月7日伝えたところによると、内300クロー(US$6890万)はDVD writerの製造施設に投資される。LGEILは6日、マハラシュトラ州政府と関係覚書を交換した。LGEILのK R Kim重役(MD)によると、DVD writerプラントは2006年第2四半期に稼働、年間3300万ユニットを製造、製品の80%を輸出する。取り分け欧州市場への輸出が目指される。2008年までにDVD writerの売上げは2600クロー(US$5.97億)に達する見通しだ。
900クローの残りは、様々な品目に投資されるが、中でも情報技術(IT)製品に照準が合わされる。Ranjangoanプラントは現在GSM携帯電話端末を製造しているが、今後カラー・テレビジョン(CTV)、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、PCモニターを含む各種家電製品の製造も予定している。
S N Rai重役(上級GM)によると、LGはこれまで中国投資に照準を合わせて来たが、2008年までに世界的な設備能力の不足が予想されることから、生産拠点を拡散する必要が生じた。マハラシュトラ州政府の産業支援姿勢を好感、またアフリカ市場に近い立地条件も配慮し、インドにおけるキャパシティーを拡張する方針を決めた。これにより新たに約2000人分の就業機会が創出されると言う。