SEAnews 2005-09-07 ArtNo.36259

【ソウル】韓国のINI Steelは鉄鋼製造施設2ユニットを約1億米ドルでインド第2の民間鉄鋼会社Essar Steel Ltd(ESL)に売却する。
インディアン・エクスプレスとビジネス・スタンダードが9月5／6日報じたところによると、ＩＮＩのMin Won-kiマネージャーはこの日ロイター通信の電話インタビューに対して以上の消息を語った。それによるとＩＮＩは9月2日、ＥＳＬの国際投資子会社Essar Globalと関係契約を取り交わした。プラントは解体し、インドに輸出すると言う。
韓国の当該プラントはcorex技術を採用、合計年産能力は250万トン。Hyundai Group傘下のＩＮＩは昨年、姉妹会社Hyundai Hyscoと共同でHanbo Steelを買収、両プラントを手に入れた。
一方、ＥＳＬスポークスパースンによると、同社はまだ解体した韓国プラントの移転先を決めていないと言う。韓国紙はこれ以前に両プラントがオリッサ州もしくはグジャラート州に移送される可能性を伝えた。
ＥＳＬは目下、チャッティースガル州／ジャールカンド州／オリッサ州の何れかに新鉄鋼プラントを設ける事業化調査を進めており、またカタールでも鉄鋼製造事業を計画している。