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2005-09-05 ArtNo.36253
◆ONGC、AP州に750万トン製油所建設
【ニューデリー】国営Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、アンドラプラデシュ州Kakinada特別経済区(SEZ)に当初5500~6000クロー(US$12.63億-13.78億)を投じ、年間原油処理能力750万トンの輸出指向型製油所を設ける。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月3/4日報じたところによると、ONGC、Mangalore Refineries and Petrochemicals Limited (MRPL)、Infrastructure Leasing and Finance Corporation (IL&FS)、Kakinada Sea Ports Ltd(KSPL)は3日、関係プロジェクトの推進母体になる特殊会社(special purpose vehicle)を設立する覚書を交換した。ONGCのSubir Raha会長によると、製油所プロジェクトの金融アレンジは間もなく完了し、今年11月までに計画に着手する。工期は36ヶ月と短めだが、これは欧州のPepcoから既存プラントと機械設備を譲り受け、Kakinadaに移転する計画のため。目下、Pepcoと関係交渉を進めている。
アンドラプラデシュ州政府のY.S. Rajasekhara Reddy首席大臣によると、単一のものとしては同州最大規模のプロジェクトになる。州政府はAndhra Pradesh Industrial Infrastructure Corporation (APIIC)のマネージング・ディレクター(MD)に同プロジェクトのエスコートを務めるよう指示した。プロジェクトにはONGC子会社のMRPLが26%、ONGCが20%、IL&FSが51%、それぞれ出資する。アンドラプラデシュ州政府は、用地提供の代償としてAPIICを通じて3%のシェアを取得する。SEZには1万エーカー、製油所には1000エーカーの用地を提供する。
Raha氏によると、バイオ燃料製造能力も備えた世界初の製油所が設けられ、最新の排ガス基準を満たし、ヤトロファ(jatropha)と砂糖モロコシ(Sweet sorghum)から抽出したエタノールを混合した燃料が製造される。
ONGCが手掛ける第3のSEZには当初1500クロー(US$3.445億)が投資され、投資額は最終的に3000クロー(US$6.89億)に拡大される。SEZは、石油化学/冶金/肥料/発電等の下流部門事業の発展に寄与する。周辺農民のヤトロファおよび砂糖モロコシの栽培も支援される。ちなみにONGCはグジャラート州Dahejとカルナタカ州MangaloreにSEZを開発する計画も手掛けている。
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