2005-09-02 ArtNo.36235
◆Delhi/Mumbai空港近代化計画の入札募集
【ニューデリー】インド政府は、授権資本最低250クロー(US$5742万)、払込資本200クロー(US$4593万)を有するものにのみ、Delhiとマハラシュトラ州Mumbaiの空港近代化計画への入札を認める方針を決めた。
ビジネス・スタンダードが8月31日伝えたところによると、政府は30日空港建設計画の最終ガイドライン(final transaction documents)を公表した。これにより入札処理と契約発注は今年末までに完了する見通しだ。
民間航空省のAjay Prasad次官によると、入札希望者は2005年8月31日から2週間以内に技術入札(technical bid)および価格入札(financial bid)書類を提出せねばならない。デリー空港プロジェクトの場合、最初の5年間の最低投資額は2800クロー(US$6.43億)、ムンバイ空港のそれは2600クロー(US$5.97億)で、契約期間は30年、さらに30年延長することもできる。
契約期限満了後、空港の経営に関わる全ての施設の管理はインド空港局(AAI:Airports Authority of India)に引き継がれる。AAIは空港関連の全ての、あるいは一部の補助施設の管理も引き継ぐオプションを認められる。
落札者は既存空港から150キロ以内に新空港を建設することに対する拒否権を認められる。インド政府はムンバイに第2空港を設けるマスター・プランを目下準備している。しかしデリーに関しては近代化後の空港キャパシティーが既存の年間1250万人から8000万人に拡張されるため、当分新空港を設ける必要はないものと見られている。
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