SEAnews 2005-08-31 ArtNo.36219

【チェンナイ】韓国現代グループ傘下のHyundai Electronics India Limited (HEIL)は、今会計年度末までに全国に9店の小売り店舗を設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが8月26日、HEILのSubir Palit重役(COO)の言を引用し伝えたところによると、同社はフランチャイズ方式によりタミールナド州Coimbatore、ケララ州Kochi、グジャラート州Baroda、アンドラプラデシュ州Visakhapatnam等にチェーン店を設ける計画で、今月はタミールナド州Chennaiに150万～200万ルピーを投じ最初の店舗をオープンする。HEILは、これらの店舗内に、喫茶やネット・サーフが楽しめるHyundai Lounge／Hyundai Stationの他、Sify、Georgia、Music World等のキオスクも設け、斬新なイメージを創出する。Hyundai Lounge／Hyundai Stationでは、苦情相談も受け付け、6時間以内に問題を処理する。
これまでにプラズマＴＶ、スリムＴＶ、ＤＶＤをインド市場に投入したHEILは、次期会計年度には冷蔵庫と電子レンジの製造に着手、家電市場に進出する。200リッター以上の霜取り不要冷蔵庫を紹介する計画で、間もなく到来する祝祭日シーズンにはデジタル・カメラ2モデルを発売する。
現在HEILはマハラシュトラ州AurangabadのVideocon工場を利用しているが、間もなくウタランチャル州に100クロー(US$2297万)を投じ独自の工場を設ける。新工場は最終的に南アジア地域協力連合(SAARC)諸国市場の製造ハブの役割を務める。
HEILは現在フラットＴＶ市場の10％のシェアを占め、2006年末までに600クロー(US$1.38億)の年商達成を目指している。またこの内100クローは広告宣伝活動に投じる計画と言う。