SEAnews 2005-08-29 ArtNo.36209

【バンガロール】サンヨーと地元家電会社ＢＰＬの対等出資合弁会社は、共同商標(co-brand)でカラー・テレビジョン(CTV)を販売する計画を放棄した。
エコノミック・タイムズが8月25日、消息筋の言として伝えたところによると、当初合弁会社はSanyo-BPL共同商標を用いるはずだったが、サンヨーは中間価格から上位価格帯のトップ商標を目指し、ＢＰＬはそれ以下の価格帯のファイター商標を目指す。サンヨーは冷蔵庫、洗濯機、電子レンジからCDMA携帯端末まで、全ての品目の家電製品を手掛ける。
80年代後半にＣＴＶ市場をリード、ピーク時には25％のシェアを占めたＢＰＬだが、財政上の問題も有って90年代後半には、韓国企業にトップの座を奪われた。サンヨーとの合弁計画は大幅な遅延を見たが、債務再編計画が裁判所の承認を得たことから、いよいよ来月稼働する見通しだ。ＢＰＬのAjit Nambiar会長兼MDが合弁会社の経営主任(CEO)を、サンヨーのオオシマ・ケイジ氏が業務担当主任(COO)を、それぞれ務め、両氏は、営業開始に先立って9月初に全国のディーラーと会談する。販売／マーケッティングはＢＰＬが担当、サンヨーは人事面を主に手掛けるものと見られる。合弁会社の広告代理はTritonが務める。